2008年3月24日月曜日

キオクのフタが空いて

前に
奥様がいる方を
尊敬し憧れているときがありました


その方に
晩に 仕事先に
奥様からお電話があり


その方は
「どうせたいしたメシがあるわけじゃなし」
とおっしゃりながらも
いそいそと帰宅されました


よく私の父は 母のつくった食事に対し
「大したものじゃねえな」と吐き捨てるように言っていたのですが
私はそれが本当に本当に不愉快で 嫌で嫌で
そうした 誰かを貶める言葉を聞くたびに
そんな家から逃げ出したくてたまらず


私の憧れていたその方の言葉に 思わず実家を思い出し
父と母と同じように その方と奥様は
あまりうまくいっていないのではないかと
しごく勝手に早合点し


私はその方を
そんな不幸から救ってあげねばと
勝手に思い込みました


その方の
上記の独り言が
不平不満からくるものではなく
単なる照れ隠しだったのではないかという考えに至ったとき


ああ
なんて大きな勘違いを


つい先日のこと。


にくまん

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

記憶のふたって、どうして勝手にふとした時に開くんだろうねえ。
閉めて生きていけたら、いろんな意味で楽なのにねえ。

Unknown さんのコメント...

片づけたつもりだったんだけどねえ。
まだ足元にたくさん散らかっていたよ。


困ったもんだねえ。