最近そういうモチーフのドラマやら小説やらが多すぎて、かなり食傷気味です。
キレイな男女がキレイな涙を流しながら透明な愛を語るために必要な障害。
ザッツ精神病。
んなアホな。
この本の著者は精神科医で、「病気」はネットで不特定多数にひけらかして慰めあったりするような生易しいものではなく、
当人や周囲を巻き込む厳しく過酷で残酷な現実である、
とのっけからパンチ。
ゲーム脳とかマジありえない、アダルトチルドレンはキャッチフレーズ、現代日本でPTSDと呼べるのはサリン事件被害者初めとする本当に命に危険があった人たちのみだ、などとバッサバサ。
我が身における過去もケースとして含めて吟味し、まあ納得。
自分可愛さなんだろうか。そういう謎な言葉を自分に当てはめ、そっから先に進まない。
あるいは、自分は特別な存在だと思いたいんだろか。
あるいはそう周りに思われたいんだろか。
どうしてあんなに自分を病にしたがったのか、今の自分にはとっても不思議っす。
ふい。