美味しい中華をいただいて、
あらゆることがめんどくさくなって、
もうぜんぶ忘れてしまおう、
とぼんやりしている帰り道。
私、つかれました。
自分の現場を離れ、放浪の毎日を送っております。
毎日が、新しいことの連続。
いい加減、自分が見えなくなりました。
しかし、あるいは、
そんなふうになりたくて、こんな毎日を望んだのかも。
…わかりません。
いまはただ、
疲れと酔いで、眠たくて、眠たくて、
でも明日を迎える準備をするために、
今日を終えるのがもったいなくて、
すごく眠いのに、踏ん張って終電で立っている。
でも、眠いんだって。
どんなに明るい色の服を身につけても、
自分がどんどん齢を重ねているのが、
窓ガラスにうつる影でわかる。
だいぶ年をとった。
なんの後悔もしていないけど、
一つとして不安が解消されていないのは確か。
あとは、良いことがあったり、なかったり、
たいして良くもない日々が続いたり。
舞台に戻りたい。
でも、どうやったら戻れるのか、わからない。
まだキッカケがつかめないままでいる。
…きっと、タイミングではないんだろう。
そんなことをもやもやさせながら、地下鉄の何もない風景を眺める。
こんなんなら、窓なんかいらんだろうに。
早く、帰りたい。
帰りたいどこかに、帰りたい。
でもそれがいったいどこか、忘れてしまった。
忘れっぽくなった。
ただ、忘れてはならないことまで忘れてしまうのには困る。
どこに行くとよいのだろう。
私は。
0 件のコメント:
コメントを投稿