2023年9月22日金曜日

お久しぶりです。

すっかり墓場になってしまったこのブログ。
noteに引っ越そうかなと思ったのですが、やはりこの、あまり目立たない感じがちょうどよく、結局戻って来てしまいました。
なんかnoteって、意味のあること書かなくちゃいけないプレッシャーが凄くて。
思いつきでぼやけるのって、やっぱり慣れ親しんだここかなあと。
「場」って、ありますね。

ここ最近(といっても10年ほど)、ご縁をいただき、演出助手として活動することが多かったのですが、
そしてその業務・役割そのものに、不満も不服もないのですが(大変なのはどこのポジションも等しくある)、
どうも本来の自分との乖離が出てきた、というか、違和感が募るようになり、
閉店?閉業?することにいたしました。

なんででしょうねえ…。
今、少しずつ、何でかなあ、を考えながら、過ごしているところです。
何で限界を迎えたのかなあ。
あるときふと、あ、もう本当にやめたほうがいい、と思ったのでした。
このまま続けていたら、数年後に色んなところを病んでる自分が、容易に想像できました。

演出助手という役割で、いくつもの素晴らしい公演の幕を開けられたのは、
とても有意義で、貴重で、学ぶこと得ることの多い経験でした。
仕事として誇りに思う瞬間も多くありました。
ただ、ひとつ、忘れられない場面があります。

助手で参加するようになって間もない頃、まだ仕事にも不慣れだった頃に、
すごく大変だった公演がありました。
(私だけでなく、キャストもスタッフも、みんな大変でした)
その初日、上演が終わって客席が明るくなったとき、
演出家は、他のスタッフに握手をして回っていました。
その手は、私には訪れませんでした。
私が、もういいかな、と思ったのは、たぶん、そういうことが積み重なった結果なんだと思います。

銃後の守りのごとく、当たり前のように軽んじられる(ことが多い)。
これは私だけのケースではないような。
他の演出助手さんは、どう感じているんだろう。
ずっと疑問に思ってきましたが、ついぞきちんと意見交換する機会はつくれませんでした。

一度だけ、若い方に、きつい現場の後の回復魔法を尋ねたところ、
ソロキャンプの焚火で台本を1枚ずつ恨みを込めて燃やす、とのことでした。
私がここしばらくソロキャンプに関心があるのは、その話のせいかも知れません。

経験からの印象にすぎませんが、
特に演出助手・制作は、演劇公演に必要な実務を担っていながら、実務であるがゆえに、軽んじられているような気がしてならないです。
どれだけ内容に配慮しているか。どれだけ現場の創造性のために貢献しているか。
しわ寄せくるところだからねー、ですませないでほしいです。
しわ寄せがきて大変だからこそ、上乗せで、怒鳴るとか、疎外するとか、嫌な経験をさせないようにしてほしいと思います。

きっと、ポジティブな要素もたくさんあったんだろうと思います。
じゃないと10年ももちませんから。
でも、今はまだ思い出せずにいます。酒呑んでクダまいたことくらいしか…。
(たくさんの方々にお相手いただき、救われました。たぶんそれなかったらもっと早く演劇やめてた)

といってもおまえもこうだぞ、というご指摘もあろうかと思います。
そういったことを含め、もう少し振り返りを続けてみようと思います。

ここまでのぼやきにお付き合いくださり、ありがとうございました。
また突然現れます。

nick


👇ムクドリが大量にとまってギャン鳴きしまくっててこの世の終わりかと思った。


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