2015年4月20日月曜日

絶食のこと

先日、手術のために、約1日、絶食した。
そのぶん点滴をうたれたので特段空腹を覚えることはなかったけど、
むしろそのこと自体がとても物足りなく思えた。
何食べよっかなー。
何飲もっかなー。
そういったことが、とても大切な要素だということを知った。
少なくとも、私にとってだけど。


「食」ってこーゆーことなんかな、と思った。
何でもエンタメ化してしまう人類。
目覚ましだって、いまやとても綺麗なフレーズが流れる。
電話の着信だって、昔は黒電話のジリリリリンだったのに、今やスマホの流麗な電子音だし。
ジョギングだってシャレオツに。
職場へのチャリ通だってアスリートに。


そんな感じで、食も、
ただ食べるんじゃなくて、
おいしくいただくことをどんどん楽しんでいった集大成が、
いろんな料理だったりの食文化なわけで。
で、私が日常的に欲しているのは、
栄養もそりゃ当然だけど、
まさにそこなわけで。


っていうことを、
大部屋のおばあさんたちのトークをBGMに天井を見ながら、
しみじみ実感しておりました。


あー。
昼間寝ちゃったから寝られない。
これだから自宅療養は。


そんなわけで。
きょうは、父が差し入れてくれた鶏照り焼きを加工して、
鶏丼に化かしてみました。
高田馬場「とりやす」を思い出しながら。

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