なんでこんなにマイケルが響くのか、台本印刷をしながら考えてみたりしてます。
明日顔合わせなのです、はい。プリンターがフル稼働してる深夜。
特にこのデンジャラスが好ましく、
はるか昔に失恋したときに、妹の家に転がり込んでのめりこむように聞いてました。
おのれなど死んじゃえばいい、と思いながら暮らしていたのですが、
何度も聞いているうちに、マイケルだってこんなにがんばってる…と、
少しずつ立って歩けるようになりました。
そんな思い出の一枚です。
音楽のことは楽譜も読めない全くのド素人なのですが、
たぶん、音の構成が厚いんでしょうなあ。
しかもコーラスが全部マイケルの声だったりするナンバーも多く。
一人で何回レコーディングしてんだよ、などと思い。
その気合いというか勢いというか、
何と言うか尋常ならぬ執念というか、
うまい言葉が見つかりませんが、
とにかく変態なくらいすごいなあ、と思わせてくれるわけです。
私はすぐにいっぱいになって視野がせまくなってしまいます。
すると目の前のことばかりにとらわれ、徒労感や虚しさにとらわれ、
この上なく絶望的な気分に陥り、
自分など生きている価値のない人間のように思ってしまうときがあります。
そんなときは、自分がホンモノであると認識している人たちの表現に触れるようにしています。
すると、不思議なくらい自分の葛藤が相対化できるからです。
理性を取り戻し、感情が息を吹き返します。
エネルギーをもらうって、きっとこういうことを言うのでしょうねえ。
いつの間にか、するりと悩んでいる状態から抜けていることに気がつき、
やがて目の前の課題について建設的に考え始められるのです。
だから、いい表現は人に力を与えるということを、私は信じておりまする。
だって自分がそうなんだもん。
あ、インク一本使い切った。
よかった、もう一つ買っておいて。
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