2012年5月28日月曜日

曇天を眺め。

曇ってきたな、と思ったら、雨が降り出した。
そんな瞬間を眺めながら、こんな時間を過ごしたのはどれくらいぶりだろうとふと思った。
ベランダで、雨に濡れない場所で、雨足が強くなっていくのを、ただ見る。
それだけでだいぶ贅沢な気がする。


家で、動かないでできる作業など限られている。
PCの前で、少しでも前に進める準備をしようと、1年間半ほったらかしにしていた家計収支をこつこつと入力する。
いつもは年末年始の何もないときに、阿呆なお笑い番組を流しながら作業するのだが、
今年は何故か時間がなくてそんな余裕もなかった。
光熱費と、給与明細と、その他支払に関する書類やら領収書やらを、地道に仕分け。
先の見えなさにうんざりしながら、いつか書類入れの底が見えることを祈りつつ。


医療費がかさむにしても、父から見舞い金を頂いたにしても、あまり支出の機会がないにしても、
なぜこんなに今月は口座に余裕があるのだろうと眺めていたら、先月だけで二カ月分を稼ぎ出していた。
どうりでしんどかったわけだ。無理しすぎの結果がこれか。
意味ない。


どうせならどこか異国の地でバカンスと洒落込みたかったが、
片足を痛めてやむなしといえども、自宅でぼんやりするのもさほど悪くない。
旅行にいったらいったで、時間貧乏性の私は、朝から晩までみっちり動き回るだろうし。
それならば現状の方が休養には適している。
などと気まぐれに思い込んでみる。


昨晩、イタリア組との会合のために、渋谷まで飲みにいった。
平時よりやや少ない程度にせよ、チャンポンしてだいぶ飲んだら、
夜中に術後に近い激痛が走り、暗いうちはほぼ眠れず、鬼のように後悔した。
しばらく酒も断たざるを得ない。


洗濯をこまめにし、自炊し、皿を洗い、たまに掃除をし、これまでたまっていたいろいろなものを整理しながらの生活。
気が向いたときに歩く練習をし、疲れたら横になる。
こんなに休んでいるのは大学留年時以来だが、試験やレポート、講義をサボる罪悪感がない分充実感がある。
完全にゼロになりきるまでやってみよう。


とはいえ、家計簿がつけきれん。
結局は根性なしのままである。

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