2017年9月17日日曜日

かりそめの付人。

なぜか。国立劇場の日舞の舞台で楽屋番をさせていただいてきました。頼んでいた方がNGになり、その代打だそうです。
で、これが非常に面白かったのでした。

大劇場で幕間に楽屋から楽屋へ駆けずり回ることはしていたけど、1つの楽屋に朝から長時間いるのは初めて。楽屋づくりも、いつも付人さんたちがなさってるのを遠目で眺めるばかりでしたが、初めてお手伝いさせていただきました。のれんをかけたり、お土産の準備をしたり。あと、出の前に袖で水を持ってスタンバイしていて渡すとか。あぁ付人さんたちはこういう目線で見て動いていたんだなぁと、少しだけですが、わかったような気がします。

袖から観る舞台がまた面白く。黒子がどう着替えさせてるかとか、鳴り物の演奏が間近で聴けたりとか(美しかった)、幕間近くなるとわらわらと転換準備に来るやたら大勢の道具さんたちとか、転換終わりで舞監が柝を刻む様子とか。袖から裏方なめで舞台上を観ると、構造の断面を見ているようで非常に興味深かったです。
むかし学研の付録で蟻の巣の断面が見える蟻飼育セットがありましたが、あんな感じ。

不慣れなこと多く、あまりお役には立てなかったのがかなり心残りですが、とても貴重な経験をさせていただきました。
ありがとうHiROさーん。

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