2010年5月3日月曜日

【COMIC】『理系クン』高世えり子

「理系男子に恋をした!」
そんな帯。


ベビーシッター先の、旦那様からお借りした。
何のことはない、夫婦そろって理系なのだった。
奥様はフランス人だが。



そして、かつ。
私はこれまで理系の方とうまく共存できた実例がほぼ、無い。


だいたい、
こちらか向こうのどちらかが無理してストレスを溜め込みすぎて、冷戦を経て最終的に喧嘩別れになるか、
こちらがしばらく勝手に耐えた後に激爆発をしてしまうか、そしてその後も理解しあえないまま終わるか、
あるいは先方に「あいつは頭がおかしいから」とされ排除され、そのまま等距離を保ちながらヘビとマングースのように生活するか、
結局、うまくいったためしが、無い。



なので、理系の人は基本的にトラウマ対象。
まったく理解できない、わかりあえない、人間として同じ土俵の上にいない、言語が違う、大事なものが違いすぎる、など。


だったの、だが。


この漫画のおかげで、少しだけ理解できたような、気が、しないでもない。


理系の人が、(文系からすれば)上から目線でモノを言ってしまったり、
他人のペースにはあまり興味がなかったり、
機械を見るとうっとりしてしまったり、
きらびやかなものやお洒落なものに興味はなく、むしろ実質的な機能に関心が強い、
などなど。



そして、彼らには、自分を語るボキャブラリーが、とにかく少ないんですね。
文系の人は、やたらに自分を語りたがるので、語彙も増える一方ですが。
そんなわけで、放っておくと溝は深まる一方で。


なんで、
違う語彙を扱う人種、だってことがようくわかりました。


理系の人にこれ読んでもらって、めんどくさーい感じの分析コメント、してみて頂きたいですな。

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