2012年9月17日月曜日

またか。

酒にめっぽう弱くなった。
昨日、午前中の仕事を終え、その後打ち合わせがてら午後にホッピーをあおったのだけど、
ジョッキ二杯で完酔い。
夕方には千鳥足、ろれつも回らず、
電車は寝過ごす、傘はどこかに置いてくる。
気づいたら金もないのに家の近所のサーティーワンでアイスを注文していた。
家族連れが近くを通り過ぎる中、べたべたと溶けてくるチョコレートの滴を舐めとりながら、
半目で賞味。
七年~八年に一度くらいしか、アイス屋でアイスなんか買わない。


止めていた自転車が、どこかの誰かに倒されたらしく、
チェーンが外れてペダルが動かない。
仕方なくひきずりながら、ふらふらとイオンの駐輪場へ。
腹なんか一つも減っちゃいないのに、晩飯を買わなくてはという使命感だけは強くあり、
そしてやたらと塩鯖が食べたくて、
入ってまっすぐ魚コーナーに向かう。
既に持ち金720円。財布には1000円あったのだけど、アイスが280円だったからその残り。
金の計算だけのために、死にかけの脳細胞をフル稼働。
半額になった枝豆をカゴに突っ込み、茄子と肉の自分にとってのコスパを計算して茄子を選び、
そうだ枝豆と塩鯖でペペロンチーノをつくろうと、にんにくと、最後の200円枠でパスタを選び、
よろよろとお会計。
そしてまた自転車を引きずりながら家に帰る。


池袋を出たのは17時なのに、
帰りついたら21時になってた。
四時間もかかるのかあそこからここまで、などと朦朧としながら、買ってきたものを冷蔵庫へ。
どうにかこうにかシャワーを浴び、どうにかこうにか体を拭いて服を身につけ、
床に転がる。
今日一日がこれで終わることに抵抗を覚えながら、それでもホッピーでやられた脳をどうすることもできず、
睡魔に従う。
終わった。一日が終わってしまった。
こうやって、あと何回こんな一日を過ごしてしまうのだろう。
どうにもならない、やりきれない、でも眠いときに眠る心地よさに侵されながら、
そのまま気を失った。


こんな毎日が楽しいかと訊かれれば、
楽しいよと答える。
虚しくないかと訊かれれば、
虚しいよと答える。
充実しているかと訊かれればそうだと、不安でないかと訊かれれば不安だと答える。
あらゆることが混在し、方々に偏在する。
カオス。


こんな時間を過ごそうとは、夢にも思わなかった。
良い意味でも、そうでなくても。
悪い気分ではないけれど。



写真は、那覇の地物さとうきび。


2012年9月15日土曜日

NICK新ロゴ。

NICK-PRODUCEのロゴをリニューアルしました!
これまでの、勢いあるお花ロゴから、
ウォーキング・ブーへ。
コンセプトなどはまたいずれ別便で!

よろしくお願い致しまーす☆

nick.


2012年9月14日金曜日

起きちゃったよ。AM3:00

ソファで気を失っていたのだけど、地震で飛び起きた。今何時だ。3時前か。あーびっくり。

携帯でニュース速報を探す。あれ…あれ?どこにもない。深夜だから?auだから?いやひょっとしてむしろ、私だけが知覚した、すなわち幻想?
そんな思いが過る中パソコンで改めて検索してみたら、千葉震度4だって。千葉近いから、あと階が上だから、そりゃ揺れるわー。
幻想じゃなくてよかった。

ある特定の個人にしか認識できないものを「幻想」と断じることがままあります。
複数の人物、あるいは集団で認識した場合、「共同幻想」となるわけで。
この「幻想」を共有していない人々、あるいはできない人々を、「他者」としてよいのでしょう。

かぎかっこうざいなー。

幻想にはコードがあります。あるのでしょう。あと文脈。コンテキストってやつ。
要は細かな情報の集積、その集積のされ方(構造ってやつかね)が、幻想を形づくるのでしょう。
そしてそれらを共有するためには、言語や色、音などの伝達要素を使います。
「こんな色ね」「こんなルールね」「こんな感じね」。そうやって、〇〇さんと××君は、お互いの間にある距離を縮めてゆきます。

これを築き上げようとしている場(チームAとします)に、全く反対の目的を持った人々(チームB)が現れたらどうなるでしょう。
つまり、関係なんてぶち壊せ、って思ってる間柄の人々です。

目指してるものが違いますから、一方にとってもう一方の会話は、とても大きなノイズになるでしょう。
例えば、ラブラブしている恋人がいる喫茶店に、チンピラがマスターてめえショバ代払えと乗り込んでくるようなものです。
あるいは、楽しく金魚を掬っている子供たちがいる屋台に、チンピラがショバ代を…


ああ何て貧困な想像力。


ま、そんなわけで、そんなふうな、目指していることそのものが異なる関係性を、同じ場に置いたらどうなるかな、
っていう、そんな戯曲をつくりたいな、と思って、あれこれ考えたり調べたりしていると、
いつの間にかコトン、と落ちてしまうことが多いんです、最近。
使ってない頭を珍しく使ってるからですかねえ。
はっと気づくと、ソファで気を失っている始末。


夜。
すっかり秋風ですな。

写真は那覇から羽田に帰る時の日の出。